当社では1984年(昭和59年)より、河川、湖沼、港湾、水路における堆積物などの浚渫を行うシステムの開発研究に取り組んできました。これまで全国各地で多くの実績を積み重ねてきた結果、無公害かつ低コストでの施工を実現しています。
ウォーターマスター(多機能小型浚渫船)
ウォーターマスターは、あらゆる浅水域で施工可能な多機能小型浚渫船(フィンランド製)です。
ウォーターマスターは、他の機械が操作できないさまざまな場所での作業を可能にし、水辺の浄化にかかわる多くの用途で効果をあげることができます。 また、その優れた機動性は、環境に配慮した作業を実現します。
ウォーターマスターは、他の機械が操作できないさまざまな場所での作業を可能にし、水辺の浄化にかかわる多くの用途で効果をあげることができます。 また、その優れた機動性は、環境に配慮した作業を実現します。
特長
1つの船にてさまざまな作業が可能
- 1台の機械で吸引浚渫、バックホウ浚渫などさまざまな作業が可能です。
- 1つの作業モードから別の作業モードには30分以内で変更できます。
優れた作業性能
- クレーンを使わずトレーラーへの積載やそのまま公道輸送することも可能です。
- トレーラーからクレーンの補助なく搬出でき、陸上での移動も可能です。
- 浅い水域での作業が可能です。
- 自ら進水・航行できるため、タグボート等での曳航なしで移動できます。
- 優れた機動性により、環境に配慮した作業を実現します。
EK式浚渫システム
このシステムは、二次公害を防止し安全に浚渫が出来ると同時に、輸送も簡単に行える構造を備えているのが特徴です。浚渫機械システムはEK式浚渫バケット部、吸引圧送管部、真空ポンプユニット部、マグナスタンク部、圧送管部から構成されています。
浚渫汚泥はEK式浚渫バケット部のロータリー式集泥機を通り、吸引パイプ内に空気を噴出する事によりマグナスタンク内にそのまま圧送します。マグナスタンク内に吸引された汚泥は2基の自動運転コンプレッサーと連動し、吸引と圧送を交互に繰り返すことにより、汚泥を隣地もしくは離れた場所へでも圧送が可能であり効率アップと事業コストの縮減を図る事が出来ます。
浚渫汚泥はEK式浚渫バケット部のロータリー式集泥機を通り、吸引パイプ内に空気を噴出する事によりマグナスタンク内にそのまま圧送します。マグナスタンク内に吸引された汚泥は2基の自動運転コンプレッサーと連動し、吸引と圧送を交互に繰り返すことにより、汚泥を隣地もしくは離れた場所へでも圧送が可能であり効率アップと事業コストの縮減を図る事が出来ます。
特長
このシステムは、水質を汚染せずにそのままの状態で浚渫・吸引・圧送することを目的として開発された機械で、従来のポンプ浚渫船等では水の量が多く、その水処理に問題がありましたが、この方法では水処理を最小限におさえて施工することが可能となりました。また、ラダー及びブーム等を伸ばすことにより、深度10m以上の施工も可能です。
当社のEK式浚渫工法は、周辺の汚染を最小限に抑えて高濃度・高効率な浚渫が可能であることで、1993年(平成5年)に運輸大臣の評価証をいただきました。
当社のEK式浚渫工法は、周辺の汚染を最小限に抑えて高濃度・高効率な浚渫が可能であることで、1993年(平成5年)に運輸大臣の評価証をいただきました。
作業フロー図
組立台船
組立台船は水上作業用の鋼製の浮き船です。推進力はなく、クレーンやバックホウ等の土台としたり、重量物の運搬等に使用します。施工現場で必要な大きさに連結して使用し、施工場所までは引き船で牽引します。組立台船を用いることにより、従来は困難だった水上での施工が容易となります。
仕様
全長 | 13.0m |
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幅 | 15.0m |
高さ | 1.6m |
回航時吃水 | 0.8m |
最大積載量 | 200t |
スパッド | 17m 2基 |
ウィンチ | 三胴式(スパッド用、アンカー用2基) 2基 |
方法・形式
組立方式 | 5ユニット連結方式(3m×13m×1.6m) |
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連結・解体方法 | 台船底部(水面下)についても甲板部から特殊ジョイントにより連結・解体の作業可能 |
甲板形式 | 甲板部は全面フラットであり甲板改造不要 |
作業時台船固定方法 | 2基のスパッドにより固定 |
停泊時台船固定方法 | 2基のスパッド及び4基のアンカーにより固定 |
組立台船の利用
組立台船は水上でのバックホウやクレーン等の設置足場として利用するかほか、作業場所までの重機や資材等の運搬にも利用できます。